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8歳になったヒナは、誕生日のプレゼントに一輪車がほしいと言うので、今年の誕生日プレゼントは一輪車。おたふく風邪で学校を休まなければならず、かといって昨日は夕方から体調が好くなってきたようだったので、外に出て練習。
はじめはまったくコツが掴めず、転ぶたびに照れて笑ったり言い訳めいたことを言っていたのが、30分も経たないうちに、やる気スイッチ、集中スイッチ、とにかくすべてのポジティブ部門のスイッチが入り、顔つきも変わって口もきかずにひたすら練習を始めた。なにか独り言をぶつぶつ言っているので聞き耳を立てると「転んで痛いからってやめちゃったらそれで終わり」とか「焦らないで、一輪車のことだけ考えて」とか、自分に言い聞かせていた。鬼気迫る集中ぶり。すごい根性だ。あの子のこと、心から尊敬する。 練習を始めた頃は、付き合わされてめんどくさいなーと思っていたけれど、最後には「いいもの見せていただきました」と感謝したいような気持ちだった。ものすごいエネルギーをヒナからもらっちゃった。 今朝、家の前の畑のおじいさんが畑仕事のために軽トラでやってくると、畑の横に住んでいる若い主婦が、ミニトマトの苗が元気がなくなったのはどうしてだろうとおじいさんに質問していた。畑のおじいさんはいつも寡黙で、ものを教えるときも必要なことしか言わない。淡々と短い言葉で話す(でも無愛想ではない)おじいさんが、すごい知恵を授けているそのやり取りにドキドキした。 #
by optimista-diary
| 2006-06-22 12:08
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